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新興海陸運輸株式会社 倉庫番日記・ブログ

元気のある総合物流企業であり続けます

2016年3月10日

当社ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。この度大幅に刷新いたしましたこのホームページですが、どのような感想、印象をお持ちにいただいたでしょうか?

ご覧いただくとおわかりのように当社は1949年に現在の東京江東区で、はしけ(艀)による運送会社として産声を上げ、お蔭様で本年4月には創業67年を迎えることになります。これまでの間、戦後の高度成長期はあったものの、幾度に亘る石油危機、ブラックマンデー等の金融恐慌を含む失われた20年など多くの試練を乗り越えてきた先達の皆様のひたむきな事業拡大への熱い思いと、お取引先やお客様の温かいご支援があり、倉庫業、通関業、一般港湾運送事業などの業容を拡大しながら、東京湾岸を中心に事業拠点を持つことができました。あらためて関わっていただいた方々に心より敬意を表し、感謝を申し上げる次第です。

ただ、今の環境に目を向ければ、とても伝統や歴史だけで安定した事業継続ができるほど楽な世の中ではありません。TPPが関係国内で批准され発効されれば、私たちを取り巻く貿易環境も大きく変化するものと予想されますし、来年秋の新NACCSの更新に合わせた通関業法改正においては、申告官署の自由化がスタートします。私達ひとりひとりが、頭と心を柔軟にしながら、かつての常識が非常識に、かつての非常識が常識になることも受け入れるだけの会社としての広い度量を持つことが大切になると思っています。

それだけ時代の変化は早く、好むと好まざるとに関わらず、時には自分の持つ常識さえもこれを疑うことも必要なのかもしれません。

下世話な話ですが、最近の高校生など若い人達が交わす会話の中にもその変化に目を見張るものがあります。先日、会社帰りの電車の中での女子高校生の会話が耳に残りました。「昨日の夜さあ、部屋で勉強してたら、父親が入ってきて、志望校どうするんだってきくから、ウザいのでがん無視してやった。」勿論ウザいの意味くらい私にもわかります。恐らく逆の意味の「がん見」という言葉を2、3年前にやっと覚えた(というより理解できた。)ばかりというところなのに。そもそもこの「がん」は接頭語なのか、強調の意味なのか?なんてことまで考えると頭の中が混乱してきます。「がん見」も「がん無視」も文章の内容から考えて、強調の意味なのだろうと察しはつきますが、念のためネットの大辞泉で「がん見」を調べるとなんとヒットしました。

「がん見」・・・(ガンガンみることの意)俗にじっと見ること、凝視すること。とありました。が、さすがに「がん無視」はヒットしませんでしたが、近い将来きっと当たり前のように辞書に載ることでしょう。女子高生の話す言葉と同じ土俵では語れませんが、私たちの倉庫業や通関業など物流の仕事の中にもある所を「がん見」すれば、このような目からウロコのような話題が沢山あるのだと思います。

文章が長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。これからも当社は「元気のある総合物流企業」として走り続け、質の高いサービス提供に力を尽くしてまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年3月吉日

西川 聡