2016年10月24日
10月18日、東京湾岸警察署と東京湾岸防犯協会主催の東京湾岸地域安全のつどいに防犯協会会員として参加しました。今月の11日~20日に行われている全国地域安全運動の一環として当該所管地域の各種の犯罪防止のためキャンペーン運動でした。主に特殊詐欺(オレオレ詐欺、母さん助けて詐欺)、子供・女性の被害、万引きや自転車盗難など防止することの大切さを広く伝えることが目的でした。中でも「防犯講話」と称する講話?ならぬ、生活安全課の警察官の皆様による、犯人と被害者の母親に扮したオレオレ詐欺のコントが最高に可笑しく、実に迫真の演技で強烈なインパクトがありました。
H27年度の特殊詐欺被害件数は1,800件、その70%は「オレオレ詐欺」、20%が架空請求詐欺、7%が還付金詐欺
見慣れない電話番号からかかった電話で「携帯電話をなくした」「携帯電話の番号が変わった」の一言の後に....
「電車等に会社のお金が入ったカバンを置き忘れた」「友人の借金の保証人になっちゃってお金が必要だ」「あなたの個人情報が洩れています。削除のためのお金が必要です。」なんてことを言葉巧みに、しかも劇場型といって何人かの人間が交代で電話口に出てきます。冷静に考えればそんなことを信じる訳がないと思うのですが、いざ自分がそんな事態に出くわすとほんとに自分の息子だと思い込んでしまい騙されてしまう。だからこれだけ多くの被害が発生するわけです。
この日のつどいには東京湾岸警察署の1日署長として、演歌歌手の八坂有里さんが出演、オレオレ詐欺撲滅への思いをこめた「だまされないよう110番(原曲:恋夜雨)」を会場のみなさんと共に歌い、おおいに盛り上がりました。
オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺は決して他人事ではありません。みなさまのご両親やご家族、ご親戚など被害にあわないよう普段からのコニュニケーションやお声掛けがとても大切とのことです。私も両親や親戚ともっと頻繁に顔を合わせ、連絡を取らなくてはいけないなといろんな意味で考えることの多かった地域安全のつどいでした。