2017年1月6日
みなさま新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。既に言い尽くされましたけれども、昨年は世界的にも予想外のことが多くありました。イギリスのEU離脱にアメリカ大統領選挙でまさかのトランプ氏の勝利、韓国では朴大統領の弾劾解任劇が印象的でした。そして日本国内でも増添都知事の辞任から小池都知事の誕生、そして豊洲新市場移転を間近に盛り土問題が発覚し築地からの移転が頓挫、既に設備投資などにより業者のコスト負担が膨らみ、その補償問題と実際の移転時期が焦点となっています。私が個人的に気になったのは地味ながら、年金カット法案と称された改正年金法が閣議を通過したことでこれからの世代の老後の生活がどうなってしまうのか懸念されること、そしてもう一つはカジノ法案が通過し、近い将来国内初のカジノが作られるわけですが、この国にどこまで馴染むのか興味の湧くところです。
さて、当社を取り巻く環境は今年も多くの変化がありそうです。10月の新NACCS稼働時期には申告官署の自由化をはじめ通関業制度の改正があり、そのメリットを最大限に活かしつつサービスの向上を図るためいろいろな角度から社内検討を進めております。トランプ次期大統領が否定するTPPの行方は微妙ですが、これ以外の貿易促進のしくみが進展することを強く願っております。また当社は他社にさきがけ2009年に日本版AEO制度(通関業・倉庫業)の認証を取得し、実績を重ねながら従来以上に安心してご指名いただける物流事業者に進化しております。昨年の12月には東京税関よりAEO通関業の事後審査を受け、その運用のしくみと実用方法では大変高い評価をいただきました。そして昨年4月に当社ホームページをリニューアルし、大変多くのお客様からの問い合わせ、ご相談をいただき当社のサービスを提供させていただきました。ホームページ内でご紹介した通関コンシェルジュという名称が多くの方の間で評判となり、その仕事ぶりと併せて高い評価をいただいております。
過去と現在を結んだ線の延長線上に当社の未来の姿はない、と私自身思っており、常に社内でも伝えております。既成概念にとらわれず、どうやったら目の前のことができるのか、この姿勢さえあればどんな困難な課題を目の前にしても必ず乗り越えられる、そう信じて今年も全社一丸となって事業に取組んで参ります。改めまして本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。