2017年3月17日
数日前までは真冬を思わせる痛いほどの冷たい空気に気持ちも凍る思いがしましたが、今日は一転、春の到来を感じさせる温かい陽気と日差しに出会いました。当社の本社敷地内の桜を見るとつぼみが膨らみ開花に向けて生成が着実に進んでいるのがわかります。今年は暖冬の影響で休眠打破が余り作用せず、開花が遅れるのではとの予想も一時あったようですが、今現在では東京の開花予想は3月24日と平年並みのようです。ちなみに桜の花芽は花が散った後の夏には形成され、秋から冬の間の寒さのお蔭で休眠打破、つまり目を覚まして生成され開花するとのことです。春にちゃんと花を咲かせるためには冬の寒さがとても大切なのです。ふと思いました。桜も人間も同じだなと。「冬来りなば春遠からじ」ということわざのオリジナルは中国のは漢詩だろうななんて思っていたら、これは英国の詩人シェリーの書いた「西風の賦」の中の一説だそうです。厳しい冬を耐えながら春を待つ気持ちの背景には、つらい時期を乗り越えれば必ず幸せがやって来るという思いが込められています。桜の開花を待ち遠しく思います。