当社は1949年(昭和24年)、現在の東京都江東区においてはしけ(艀)により化学肥料を輸送する企業として創業いたしました。
その後日本の経済規模の拡大に歩調を合わせるように、当社もはしけ運送事業に加え、一般港湾運送事業、通関業、倉庫業など各分野への業容を広げ、総合物流企業としての基盤を築いて参りました。
お蔭様で本年(2024年)4月には、創業75年を迎えることができました。
長年にわたり当社を温かくご支援くださったお取引先、関係先の方々や、社業発展のために多大なご尽力をいただいたOB・諸先輩方にあらためて敬意を表し、感謝申し上げます。
当社が取り扱う多種多様の商品の中でも、食糧、食品類の取扱い業務においては各方面から高い評価をいただいております。それは例えば輸出入に関する通関手続きだけにとどまらず、食品の安全衛生に関わる専門的知見であったり、温度や湿度などにデリケートな商品の倉庫での荷扱い、保管、そして輸配送に至るまで、長年かけて蓄積してきたノウハウのすべてが合体して、質の高いサービスの提供につながっています。そして時代やお客様のニーズの変化に伴い、更にその質を高めようとする社内の風土、伝統が根付いております。
従来よりISO9001(2000年取得)に立脚した業務品質管理を推進して参りましたが、2009年にAEO制度の認定事業者(倉庫・通関)になったことから、このISO9001を返上しISOで培ったノウハウをAEOシステムと統合し独自の業務品質管理システムを構築いたしました。
これが当社独自の新マネジメントシステム(ISAQ2010*)であり、これまで以上に質の高いサービス提供を図り、企業価値を向上させるためのエンジンとして力強く稼働しております。
これからTPPの伸展に象徴されるように日本の貿易量が増大するものと期待されておりますが、いかなる状況におかれても、当社は「元気のある総合物流企業」として質の高い物流サービスを提供し続けて参ります。