2022年12月2日
10月28日(金) ほぼ3年ぶりになりますが、東京倉庫協会城南支部の行事であります施設見学会が実施されました。今回のメインの視察先は千葉県野田市にある首都圏外郭放水路です。既に多くのマスコミにも取り上げられたり小中学校の社会科の教科書にもある有名な施設です。平成5年3月から建設が開始され、平成18年6月に完成した巨大放水路施設です。
埼玉県の中川・綾瀬川流域はその地形の形状により昔から浸水被害に悩まされてきた地域です。この洪水被害を軽減するため、春日部市にある倉松川や大落古利根川といった5つの中小河川の洪水を江戸川に排出するための世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」が誕生しました。この施設全体の貯水可能量は670,000㎥で池袋のサンシャイン60ビルの一杯分に相当します。
大雨によりこの施設に水を取り込むのは年平均7回程度で、過去最も多かった時(平成27年の台風17号、18号)には約1,900万㎥の排水を記録しています。近年は気候の温暖化で想定を遥かに超える雨量になることも多く、元々洪水に悩まされる地域では住民の皆様の命にかかわることですので、こういった施設が多く作られ洪水の被害がなくなるよう願うばかりです。
午後からは場所を大宮に移して、これも有名な鉄道博物館を見学しました。文字通り鉄道好き、鉄ちゃんにはたまらない聖地です。皆さん童心に帰って満喫したようでした。
本当に久々の支部活動行事でした。コロナがまだ終息はしておりませんが、対策をしながら諸々の活動がこれからも続き、以前の日常が早く戻るよう心から願います。