2024年5月8日
税関行政の大きな役割のひとつとして麻薬、拳銃、模造品などの不正密輸の防止がありますが、その啓蒙活動の一環として東京通関業会も東京税関の方々と一緒にキャンペーン活動を春と秋の年2回実施しております。その春のキャンペーンが本日5月8日、JR品川駅港南口で行われました。東京税関職員の方々とカスタム君(税関のマスコットキャラクター)、そして東京通関業会関係者の総勢50名ほどで密輸防止を訴えたチラシとグッズ(濡れティッシュとポストイットのセット)を品川駅を通行する方々にお配りしました。最初は朝8時過ぎの人の波に圧倒されてしまいました。配り方にも少々コツがあるようで、控えめにグッズを前に出してもなかなか受け取ってもらえなかったのですが、少しづつ開き直って大きな声で挨拶の上、自信をもって笑顔を見せようとすると受け取ってくれる人が増えてような、そんな気がいたしました(笑)。インバウンドが国内景気の浮揚に一役買うことは素晴らしいですが、一方で麻薬等不正物品の輸入量、件数も増えている状況で、税関当局も不正輸入撲滅に向けて全力で取り組んでいます。当社は通関業者でもあるので、密輸防止はまさに社会的責務としての重要な問題でありますが、この問題がこれからもっともっと広く世間の方々にも理解が深まるよう願うばかりです。