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新興海陸運輸株式会社 倉庫番日記・ブログ

ユニークなワインの本を読みました

2016年5月13日

当社で取扱う貨物のうち輸入食品類が比較的高い割合を占めますが、更にその中でも輸入のワイン類はかなりの幅を利かせています。温度や湿度などのデリケートな管理が必要な品種が多いのですが、設備面は勿論、取り扱う社員の長年の経験とノウハウがかなり高いレベルで求められ、それにしっかりとお応えすることで今現在もお客様からの信頼をいただいています。

せっかくこのような環境の中におりますので、この私もこれまで、多くのワイン輸入者のお客様のお話をきいたり、実際に飲んだりもいたしました。また、ワインに関する本も読んだりしてきましたが、ちっとも造詣が深まらない状況でありました。そんな私に当社のワイン勉強中の社員が、一冊の本を貸してくれました。マンガや挿絵を多く使っているので、すらすら読めるということで読み始めると、確かにわかり易く書いてあるのですが、内容が多岐にわたり、しかも結構深いのです。私のようなワイン素人にはとても勉強になり、覚えておきたいことがたくさんありますが、とても覚えきれない、そんなジレンマを感じました。新世界(欧州以外の地域、チリ、豪州など)のワインは単一品種のぶどうで作られているのでわかり易いおいしさ、なのに対し仏などの旧世界のワインはブレンド種が多く、難しい大人のおいしさがある。とのこと、まずはチリワインなどから入って、徐々に舌を磨くと王道のブルゴーニュ、ボルドーなど難しくておいしい味がわかるようになるとか。また、同じピノノワールという赤ワインでもアメリカオレゴン州のピノノワールは、元々のブルゴーニュで醸造されたものとは全く別の味と香りを醸し出すなど、ワインがまさにその土地と気候が生み出す二つとない芸術のように思えます。

安っぽい私の薀蓄はともあれ、ワインを飲むときはラベルを見ながらその土地の風景や作り手を思い浮かべながら、またビールみたいにガブガブ飲まずに、じっくり味と香りを楽しんでみようかなあ、と思うようになりました。そう思えるようになったのもこの一冊のお蔭です。
HWさんありがとう!ワイン1年生その2